
外観
澄んだやや濃いルビー色。
エッジの紫はとれかかっており、多少の経年を感じさせる。
粘性は中程度。傾けると滲んだアーチが見られる。
香り
香りはしっかりと感じられる。
ブルーベリー、カシスといった青い果実。スミレといった赤い花。
メントール、赤ピーマンといったニュアンスも。
第二アロマたるバニラフレーバーがよく感じられる。華やかで甘い、陽性の香り。
味わい
アタックはやや強め。
爽やかな酸、瑞々しい果実の甘み、上品で緻密なタンニンが、バランス良く調和している。
アルコールも存在感はあるが、さほど重くはない。
余韻は長め。鼻腔をくすぐる甘いフレーバーが続く。
総評
フルーティーながら濃縮感のあるリッチなフルボディ。
供出温度は18度前後、グラスは中~大ぶりのものがよいだろう。
デカンタージュは不要。抜栓してすぐに楽しむ事ができる。
言わずと知れたロック・アーティスト、X JAPANのYOSHIKIがプロデュースする赤ワイン。
アメリからしく樽由来のバニラフレーバーをベースに、高層ではパンチ力はありながらも華やかな果実味が心地よい。
「エレガント」という言葉が非常に似つかわしいと思う。アーティスト志向の塊のようなYOSHIKIさんらしさ全開の仕上がり方と言って良いのではないだろうか。
同じ2019の白を飲んだ際は、5000円台という金額が実に妥当、という感想だったが、この赤に関してはかなりコスパがよい。
更なる高級ラインのワインと比べても遜色のない、非常に高いクオリティの作品だと言える。
ちなみに、私的にこのワインを飲みながら聴きたい曲は、「Scarlet Love Song」。
満足度 : ★★★★☆


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