書評

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「invert II 覗き窓の死角」が訴える、真実に至ることの難しさと責任

小説「invert II 覗き窓の死角」を読了しました。 「medium」「invert」と立て続けに世に送り出されたド名作シリーズの3作目となる続編。作者は相沢沙呼。 もはや面白いであろうことに疑う余地などありませんでした...
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「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」を「密室黄金時代の殺人」と合わせて読んでほしい理由

GW休みを利用して、2022年『このミステリーがすごい!』の大賞受賞作である、南原詠「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」を読みました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObjec...
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鴨崎暖炉「密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック」の密室分類の網羅性についての検討

鴨崎暖炉「密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック」を読みました。この作品は「はやい、うまい、やすい」!そして密室分類の網羅性について検証!
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小説「午前零時のサンドリヨン」は如何にして「城塚翡翠」に進化したかの考察

相沢沙呼のデビュー作「午前零時のサンドリヨン」を読みました。 「medium」で相沢沙呼作品にハマり、「invert」もまた最高に面白かったので、是非遡って「ビフォアー城塚翡翠」な作品にも触れてみたいと思ったためです。 ...
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高市早苗「美しく、強く、成長する国へ。」をノート1ページ分に要約してみた。

高市早苗 元総務大臣の最新著書「美しく、強く、成長する国へ。」を読みました。 現在(2021年9月)総裁選の真っ只中で、初の女性総理大臣を志すような方の頭の中には、どんな考えが詰まっているのかを知りたくなったためです。 凄ま...
その他エンタメ

「屍人荘の殺人」を小説・漫画・実写映画で見比べてみた結果→映画なんてなかった

小説「屍人荘の殺人」を読みました。 ミステリとしては異端と言ってもいい、かなり特異な作風でしたが、さすが「このミス」を獲るだけあり、非ッ常に面白かったです。 あまりに面白かったので、漫画や映画も見てみました。改めて、各種メデ...
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小説「invert 城塚翡翠倒叙集」これは間違いなく2021年優勝の作品、その魅力について

小説「invert 城塚翡翠倒叙集」を読了しました。 タイトルがそのまま素直な感想です。最ッ高に面白かったです。 今年イチどころか、過去に読んだ作品と比べても、これほど「完膚なきまでに叩きのめされた敗北感」を味わったものはな...
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小説「探偵ガリレオ」は90年代のDr.STONEだった説

小説「探偵ガリレオ」を、近所のブックオフで280円で購入しました。 オリジナル版は1998年に刊行されていることを思えば、今なお300円弱もの値段が付いている事は賞賛されるべきことでしょう。 本作品を読んだ感想について、書き...
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まだ始まったばかり!の注目漫画タイトル3選(2021年上期時点)

既刊5冊以内、まだ始まったばかり!キャッチアップするなら今!という3つの漫画タイトルを紹介します。「【推しの子】」「ティアムーン帝国物語」「異世界黙示録マイノグーラ」
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「もしドラ」は、如何にマネジメントが浸透していないかを啓発する物語だと思う

あまりにも今更ですが、2009年刊行の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(以下「もしドラ」)を読みました。 もう10年以上も前の作品ですが、今更読む価値がないのかと言えばそんなことはなく...
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