外観
透明な輝きのあるレモンイエロー。
粘性はやや弱め。傾けてもアーチは見られない。
香り
香りはしっかりと感じられる。
ライムやグレープフルーツと行った柑橘のニュアンス。
バニラの樽香が特徴的。
第二アロマ主体と思われる、すっきりとした陽性の香り。
味わい
アタックの強さは中程度。
爽やかな酸、凝縮感のある果実の甘みと、コクを伴う苦味とのバランスが整っている。
アルコールは厚めのはずだが、すっきりと飲みやすい。
余韻は長め。舌の先に自然な甘みと、奥に仄かにヴェジタルな後味が続く。
総評
フレッシュだが厚みのあるミディアムボディ。
供出温度は14度前後、グラスは中程度以上のものが望ましいだろう。
デカンタージュは不要。抜栓してすぐに楽しむことができる。
山形県は、日本ワイン生産量第4位の県だ。その中でも天童市・高畠市は量・質共に筆頭と言っていい名産地である。
ホーム|高畠町公式ホームページ
お隣の市・米沢の道の駅でも販売されている本作は、年産わずか2,250本しか生産されない、地元密着型の一本である。
バニラ樽が強調されたシャルドネらしい香り、10ヶ月のシュール・リーによって力強い味わいの造りとなっている。
一方、果実の瑞々しく爽やかな甘みは、飲み疲れを感じさせない優しい味わいとなっている。
総合して、初心者向けにも分かりやすく王道白ワインの魅力を伝えられる作品だと言えるだろう。
満足度 : ★★★☆☆
クラブ高畠ワイナリー
本文後のタグから、同じようなワインに飛べるようになっています。
また、インデックス頁から俯瞰した閲覧もできます。↓
日本ワインのレビューを拡充中です。他の記事も是非ご覧ください。
ワインレビュー・インデックス
当ブログ内・ワインレビュー記事のインデックスです。
満足度、生産年、価格帯、生産地、葡萄品種、販売店、輸入会社といったタグから、同じ系統のワイン記事をフィルタリングすることができます。
タグは100以上あり、随時拡充していってます。お好きなワインが見つかれば幸いです。
コメント