Wijngaard Dassemus Wilde Rode 19+20、オランダ

ワインレビュー
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Wijngaard Dassemus Wilde Rode 19+20
産地 : オランダ(ブラバント州)
種類 : 赤,スティル
品種 : Rondo 40%、Cabernet Cortis(2019) 40%、Baron(2020) 20%
年 : –
度数 : 11.5%
価格 : \3,594
タイプ : 辛口・すっきり
購入店 : 葡萄屋
輸入者 : Vd’Oヴァンドリーブ株式会社

外観

やや燻んだ輝きの、濃いガーネット。
エッジにはまだ紫が残り、経年の浅さが見て取れる。
粘性は弱め。傾けてもアーチは見られない。
まだ熟成途上の比較的若いワインという印象。

香り

香りはしっかりと感じられる。
ブルーベリー、ブラックベリーと言った果実、スミレのような赤い花。
シダや赤ピーマンと言ったニュアンスも。
カベルネ主体と思われる第一アロマ、どちらかと言えば陽性の香り。

味わい

アタックはやや強め。
驚くほど溌剌とした酸、自然なベリーの甘みが豊かで特徴的。
タンニンは緻密で、コクがしっかりと感じられる。
アルコール感は中程度かやや大人しい程度、優しい口当たり。
余韻の長さは中程度。舌の奥に果実の甘さとヴェジタルな感覚が続く。

総評

フルーティでいてパンチ力もあるミディアムボディ。
供出温度は14~17度、グラスは中~大のものが良いだろう。
デカンタージュは不要。抜栓してすぐに楽しめる。

オランダ王国南部に位置するブラバント州は北緯51度、ドイツのヘッセンと同じくらいで、日本の北海道よりも北に位置する。

Dassemus · Dassemussestraat 5, 4861 TG Chaam, オランダ
★★★★★ · ブドウ園

正直、埋め立てられてできた土地という印象が強い国なので、葡萄・ワインという選択肢があることにまず驚いた。
そして飲んでみれば、今まで飲んだ事のない感覚を味わえたのだから、全く以て嬉しい誤算である。

ベリー味が強いので、いかにも「葡萄酒」を飲んでいるという感覚になれる。
PIWI(カビ耐性)品種を使用した当作品は、王道カベルネの雰囲気を残しながら、ポップで飲みやすく、口当たり優しく、明るい雰囲気。アルコールが強くないため上品でもある。もしかしてこれは、ビオデミナ、且つ無濾過、無清澄で造る自然派だからこそ出せる味わいなのかもしれない。

ワイン大国の定番の味に慣れてきた頃にこそ、是非お試しいただきたい一本。ワイン小国の面白さに出会える一本である。

満足度 : ★★★☆☆

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