Tvrdos Vranac、ボスニア・ヘルツェゴビナ

ワインレビュー
スポンサーリンク
Tvrdos Vranac(トゥブルドシュ ブラナツ)
産地 : ボスニア・ヘルツェゴビナ
種類 : 赤、スティル
品種 : ブラナツ100%
年    : 2016
度数 : 14.0%
価格 : \2,970
購入店 : 大丸東京店 世界の酒とチーズフェスティバル 2020
輸入者 : エム・アンド・ピー株式会社

外観

エッジの紫がややとれかかった、濃く輝きのあるガーネット。
粘性は強く、ラルムがはっきりと見られる。
まだ年季の入ったというほどの印象ではない。

香り

ダークチェリーのような黒い果実、シダやピーマン。
第一アロマが中心であり、まだ熟成香は感じられない。
香りはとてもはっきりと感じられるが、開ききった印象ではなく、
ポテンシャルの高さが伺い知れる。

味わい

アタックはやや軽やかだが、すぐに力強いタンニンと熱いアルコールの波が寄せる。
しかし爽やかな酸と豊かな果実の甘みもあり、フルーティでもある。
余韻として、舌の奥がひりつくような感覚が長く続く。

総評

フレッシュでフルーティにも関わらず、濃縮した力強さが雄弁に主張する、
大変飲みやすくもリッチな、王道のフルボディである。
供出温度は18度以上、グラスは大ぶりの物がよいだろう。
デカンタージュはせずともすぐに飲むことができるが、
1時間ほど経った頃から真価を発揮するため、ゆっくりと進めるべき。

 

産地のボスニア・ヘルツェゴビナはバルカン半島に位置する国で、
第一次世界大戦の発端となったサラエボ事件でよく知られる。
ラベルの文字はキリル文字のようだ。

 

今回のフェスで購入した中で、最も味わいが想像できなかったワイン。
ギリシアのような重くて強い味わいかと予想しており、実際にその要素はあったが、
同時にこんなにも果実味が豊かとは、嬉しい誤算だった。
これぞワインという甘美な葡萄の味わい、喉に焼け付くアルコールのボリューム。
フルボディを飲み慣れている身であっても満足できる重厚感は、五大シャトーにも匹敵する、
とは流石に大げさだが、対抗馬として飲み比べても面白い結果になるのではと思う。
このクオリティで3,000円に満たないのは脅威。

 

満足度 : ★★★★★

トゥブルドシュ ブラナツ|ワイン通販の世界のワイン葡萄屋
トゥブルドシュ ブラナツを探すなら世界40ヶ国以上の豊富な品揃えの「世界のワイン葡萄屋」!ボスニアの在来種「ブラナツ」の特徴であるドライ・クランベリー、栗や小豆、スパイスなど香りが楽しめる!

 

本文後のタグから、同じようなワインに飛べるようになっています。例えば、,地域,,品種,,価格帯,購入店,輸入者,満足度,などです。

順次拡大していっていますので、近いものを探してみてください。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました