外観
輝きのある、やや燻んだ濃いルビー色。
粘性はやや強め。傾けるとやや厚めのアーチができる。
エッジははっきりとした紫色。若々しさが見て取れる。
香り
香りはしっかりと感じられる。
ブルーベリー、カシスといった果実、スミレといった赤い花。
バナナ、キャンディのニュアンスも。
第一アロマが主体で、充分に開いていると思われる。
味わい
アタックは軽め。
溌剌とした酸とポップな果実の甘みが前面に出てきているが、
シルキーなタンニンの渋みやアルコールの厚みも、しっかりと感じられる。
余韻の長さは中程度。喉から鼻腔に、甘酸っぱい果実の存在感が残る。
総評
フレッシュ&フルーティなライトボディ。
とはいえしっかりとした作りなので、数年の熟成を経れば味わいは進化しそうだ。
グラスは大ぶりで、香りを充分に楽しめるものがよいだろう。
デカンタージュは不要。フレッシュな酸も個性ではあるが、気になる場合はエアレーター等で除去してもいいだろう。
2021年11月18日、ボジョレー・ヌーヴォー解禁ということで、まずはリーズナブルなラインを買ってみた。
「トロフェ リヨンボージョレ ヌーヴォーコンクール2018年、2019年金賞受賞」という肩書きがどれほどのものなのかは正直分からない。
が、味わいに安っぽいイメージはあまりなく、しかし実にボジョレー・ヌーヴォーらしく華やかでポップという、一般的なスティルワインと新酒のいいとこ取りをしたような一本である。金賞は伊達ではないのではないだろうか。
個人的に、美味しいボジョレー・ヌーヴォーを引き当てるためのチェック事項が幾つかあるのだが、これはそのひとつ「ノン・フィルター」であることから選んでみた。
期待通りしっかりとタンニンが残っており、味わいに厚みがある。やはりこの選び方は間違いないなと再確認できた。
満足度 : ★★★☆☆
本文後のタグから、同じようなワインに飛べるようになっています。
また、インデックス頁から俯瞰した閲覧もできます。↓
ボジョレー・ヌーヴォーもいいけど、それだけがワインではない!ということで、他のワインも是非ご覧ください。
コメント