外観
澄んだ輝きの、透明に近い淡いレモンイエロー。
粘性は弱め。傾けてもアーチは見られずすぐに崩れる。
若々しい印象。
香り
香りはしっかりと感じられる。
ライムやグレープフルーツといった緑の果実、
仄かな苦みを感じるグリーンノートが特徴的。
石灰といったミネラルの要素も感じられる。
第一アロマ中心と思われる、陽性の香り。
味わい
アタックはやや強め。
溌剌とした酸、コクのある苦みと自然ながらも力強い果実の甘味が、バランスよく共存している。
アルコールは強くはなく、ミネラル感を中心としたすっきりと飲みやすい口当たり。
余韻は長い。喉の奥に仄かなコクと甘酸っぱさが感じられる。
総評
フレッシュ&フルーティだが芯の通ったミディアムボディ。
供出温度は14度弱、グラスは中程度のものでよいだろう。
デカンタージュは不要。抜栓して鮮度の高いうちに飲むとよい。
私の個人的な意見では、ソーヴィニヨン・ブランの本場はフランスのロワールだと思っているが、
近年のニュージーランドの同種のクオリティは、それに勝るとも劣らない。本当にレベルが高くなっている。
タンニンのコクと果実の凝縮感によって、味わいにはっきりとした輪郭があり、万人に好まれる味わいだと言っていいだろう。
魚料理などと合わせてもよいし、単独でも十二分に楽しめる。
更に特筆すべきは、価格の安さだろう。ニューワールドとは言え、2千円台前半でこの満足感はなかなか得られるものではない。
おおよそ全方位に死角がない。素晴らしい一本である。
満足度 : ★★★★☆
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