CASALE VECCHIO MONTEPULCIANO D’ABRUZZO、イタリア

ワインレビュー
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CASALE VECCHIO MONTEPULCIANO D’ABRUZZO

(1本目)
産地 : イタリア(Abruzzo)
種類 : 赤、スティル
品種 : Montepulciano
年 : 2017
度数 : 13.0%
価格 : \2,530
購入店 : Riso&Riso
輸入者 : 株式会社 稲葉

(2本目)
産地 : イタリア(Abruzzo)
種類 : 赤、スティル
品種 : Montepulciano
年 : 2018
度数 : 14.0%
価格 : \2,405
購入店 : KALDI
輸入者 : 株式会社 稲葉

外観

淡い輝く、やや薄めの澄んだガーネット。
粘性は中程度。傾ければ綺麗なアーチが架かる。
エッジはまだ紫がかり、年月を経ていないことが覗える。

 

香り

香りはしっかりと感じられる。
カシスやブラックベリーといった果実、ナツメグやシナモンのスパイシーな香り。
まだ開き切っているような芳醇な香りという感じではなく、堅い蕾みの様に若々しい。

 

味わい

アタックはやや強め。
溌剌とした酸、果実の円やかな甘み、
バランスがとれていてスマートながら、タンニンは力強く、骨格がありはっきりとしている。
余韻は長め。強くはないがアルコールの苦みを舌の奥に長く感じる。

 

総評

フレッシュさと濃縮さを兼ね添えた、バランスのとれたミディアムボディ。正に”正当派”と言える。供出温度は14~17度、グラスは中~大ぶりのものがよいだろう。
デカンタージュはなくてもよい、抜栓して十分ほどもすればすぐに楽しめるようになる。

 

言わずと知れた「神の雫」で絶賛されたワイン。
極最近の「原作者おすすめ!身近で買える“安旨ワイン”」インタビューでも名前が挙がっているようで、本当に評価されている事が覗える。

 

『神の雫』原作者おすすめ!身近で買える“安旨ワイン”3 | 女性自身
「ワインを好きになったきっかけは、DRCエシェゾー85年という1本のワインに出会ったこと。弟の家で開いたワインパーティでたまたまこのワインを開けたところ、全身を雷で打たれたような衝撃を受けてしまって。1本のワインの向こう側に文化や歴史、物語が映画のように駆け巡ったんですよ」(ゆう子先生)   「あんなワインに出会ったの...

 

だが、某ショッピングモールで久しぶりに購入したものは、以前に飲んだ際には確かにあったはずのカジュアルさ、充実感、密度が感じられず、色褪せ風化してしまった様で、”美味いワイン”とは到底言えない状態だった
エアレーターを通した事で味が壊れてしまったのかとも思ったが、コルクを抜いた状態で2hほどおいてもやはり褪せた感じは拭えず。鉄板と思って買っただけに、なんとも残念な結果に終わってしまった。

 

その後も「そんな馬鹿な、このワインがそんな味わいであるはずがない」という思いが消えず、2週間後にまたKALDIで買い直した。
不思議な事に、そちらは、記憶の通りの、玄人に絶賛されるに相応しい素晴らしい味わいだった

 

年代の問題?たまたま閉じてるときだった?
理由は様々考えられるが、最終的には、購入した店の問題だと判断した。
というのも、同じ店で購入した別のワインもまた、褪せたような味わいだったためだ。
保存方法が不味かったのか、店に運び込むまでの流通に問題があったのかは分からないが、当面、あの店での購入は控えた方が良さそうだ。(ラインナップは悪くなかっただけに大変残念ではあるが。)

 

本当にワインは難しい。
例え一度「イマイチだな」と思っても、容易く諦めること勿れと、ワインの神様が仰っているのかもしれない。

 

満足度(1本目) : ★☆☆☆☆
満足度(2本目) : ★★★☆☆

 

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