神田葡萄園 THE RIAS WINE UNITE 2020、日本

ワインレビュー
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神田葡萄園 THE RIAS WINE UNITE 2020
産地 : 日本(岩手県、陸前高田市)
種類 : 白,スティル
品種 : リースリングリオン 100%
年    : 2020
度数 : 11.0%
価格 : \2,546
タイプ : 甘口・すっきり
購入店 : 神田葡萄園
製造者 : 有限会社 神田葡萄園

外観

澄んだ輝きの、無色透明に近いレモンイエロー。
粘性は中程度~弱め。傾けても跡は残らない。
若々しい外観。

香り

グラスから立ち昇るほどしっかりと感じられる
レモンやライムと言ったフレッシュな果実感と、ペトロール香が如実。
石灰のニュアンスも感じられる。
第一アロマが主体、フレッシュで陽性の香り。

味わい

アタックは中程度。
爽やかな酸、凝縮感のあるレモンのような果実味が前面に出ている。
アルコールは穏やかですっきりとした飲み口。
コクを伴った仄かな苦味やミネラル感もあり、スリムでバランスがよい。
余韻はやや長め。奥歯の方にグレープフルーツ果汁のような甘酸っぱさを長く感じられる。

総評

フレッシュ&フルーティーだがしっかりとした飲み応えもあるライトボディ。
供出温度は10度程度、グラスは中程度のものでよいだろう。
デカンタージュは不要。抜栓してすぐに楽しむことができる。

先日レビューした「RURAL」と同じく、岩手県は神田葡萄園のワイン。
リースリングリオンは、リースリングと甲州三尺をかけ合わせた品種のようだ。このワインを飲んでの私の所感としては、「癖を抑えたやや甘口のリースリング」といった印象。
なおタイトルの「UNITE」は、「自社産(海)と県内産(山)の原料の融合」を意味しているとのこと。

非常に爽やかな飲み口が清涼飲料水のようでもあり、お酒であることを忘れそうになる。アルコールが苦手な方でも抵抗なく飲めそう。と言ってもしっかりとコクがあり、全く以て「薄口」とは異なる。派手ではないがしっかりとした造り、と言うべきだろうか。
繊細な味わいであるので、通常のワインよりも温度管理は厳しく行なうべきだろう。14度程度では高温すぎてダレてしまう。冷蔵庫などでしっかりと冷やし、輪郭がはっきりと・キリッとした状態で味わっていただきたい。

2000円台とは思えない素晴しいパフォーマンスである。デイリーワインとして申し分ないクオリティだ。リースリング系は日本ワインでは比較的珍しいと思われるので、アルザスワインを好まれる方にはとても貴重で魅力的な選択肢となるのではないだろうか。

満足度 : ★★★☆☆

http://0192-55-2222.jp/?pid=162774161

 

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