正義中毒患者を拡大させたのは誰か

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9月22日に元TOKIOの山口達也が酒気帯び運転で逮捕、
9月23日には元Hysteric Blueのナオキ強制わいせつ致傷で逮捕と、
過去に問題を起こした芸能人が再び逮捕されるという話題が相次ぎました。

それを見て、更生することの難しさや芸能界の闇など、思うところは多々あれど、
特にやはりどうしても引っかかってしまうのはマスコミの姿勢です。

TOKIOもヒスブルも、全盛期はテレビや雑誌に引っ張りだこでした。
即ち、どちらもマスコミの大のお得意様であり、
言ってみれば一緒にビジネスをしていた関係にあったと言えます。
天才!かっこいい!みんな見て!この人たちのCMしてるもの買って!
そうやって持ち上げるだけ持ち上げ、散々利用するだけしておいて、
問題を起こした途端一転、他人の面で袋叩きにする側に回るという。
よく恥ずかし気も無くかの様なことが出来たものです。

そんなマスコミの報道姿勢に対し、
非常に本質をついていると感じさせる良い記事がありました。

山口達也への強烈すぎる批判が本質ではない訳 個人擁護の必要はないが要所が抜け落ちている

[要約] メディアの報道は「飲酒運転の危険性を示し、抑制につなげること」を果たしておらず、
見る人の悪意を引き出すコンテンツで稼いでいる。
本質からズレた報道と批判が、現在アルコール依存と戦っている人々に悪影響したり、
飲酒運転事故の被害者に悲しみや怒りを再来させかねない。
そして、懲罰をベースにした失敗の許されない窮屈な社会を生み出してしまう。

全くこの記事の言うとおりだなと、納得してしまいました。
昨今の報道には、正義もなければ本質を伝える機能性もない。
ただのビジネスと公開リンチを行う集団に成り果てていると感じます。

書籍「人は、なぜ他人を許せないのか」においては、
許せない!という感情を「正義中毒」と表現しています。
即ち、裏切り者に制裁を加えると、人間の社会的本能により快感を得られるため、
それに嵌まってしまうことで、「悪」に対して過剰に許せなくなってしまう、というものです。

マスコミの煽り報道は、この「正義中毒者」を蔓延らせる行為です。
世界史で言えば、清国にアヘンをばら撒いた大英帝国のようなものでしょうか。
この書籍を読んでから、昨今、Twitterなどで心ない発言が溢れているのは、
人間の本性というよりも、マスコミに正義中毒にされた哀れな姿なのではないかと感じています。

他人のアルコール依存症など心配している場合ではないのです。
自分が正義中毒に染められていないか、まずは自省を。

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