北海道ワイン 北島ヴィンヤードNo.7 ケルナー 2019、日本

ワインレビュー
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北海道ワイン 北島ヴィンヤードNo.7 ケルナー 2019
産地 : 日本(北海道、余市町)
種類 : 白,スティル
品種 : Kerner 100%
年    : 2019
度数 : 12.0%
価格 : \3,000
タイプ : 辛口・すっきり
購入店 : ワインショップフジヰ
製造者 : 北海道ワイン株式会社

外観

輝きのある、透明に近いレモンイエロー。
粘性は弱め。傾けても縁に残らず落ちる。
フレッシュで若々しい外観。

香り

香りはしっかりと感じられる。
ライム、グレープフルーツといった柑橘の香り、
ハーブ、ミントのようなグリーンノートも感じられる。
石灰と言ったミネラルのニュアンスも。
第一アロマが主体と思われる、フレッシュな陽性の香り。

味わい

アタックは中程度。
爽やかな酸、意外にもパンチのあるタンニンの苦みミネラルの硬質感が前面に出てくる。
アルコールは厚みがあり、ボリューミー。果実の自然な甘みも口当たりがよい。
余韻はやや短め。舌にコクのある苦みと、奥歯に果実の甘酸っぱさが残る。

総評

ミネラル感があり、フレッシュ&フルーティなライトボディ。
味わいのテクスチャが出来ており、エレガント
供出温度は10度前後、グラスは中程度の物で良いだろう。

IWSC(インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション)2022金賞受賞作品。
北海道産葡萄を使用し・北海道で醸造したワインとしての金賞受賞は初めて、とのこと。

Hokkaido Wine
北海道ワイン株式会社 オフィシャルWEBサイト

世界的には白ワインの王道と言えば圧倒的にシャルドネであるが、気温の低い北海道においてはドイツ品種の割合が多く、中でもケルナーはドイツを凌駕する圧倒的なクオリティだと思う。
自然味の強いのびのびとしたタンニンと厚みのあるストラクチャ。それを飲みづらいと感じさせない、ミネラルと果実の仄かな甘みによる、すっきりとした清涼感。個人的には、ロワールのソーヴィニヨン・ブランに近い雰囲気だと感じた。

他の北海道ワインは、どこか日本的な丸みや甘味が感じられたものだが、その点本作は非常に硬派。「日本ワインらしさ」よりは、ワールドスタンダードに寄った本格的な白ワインだと感じた。
いよいよ日本ワインが、北海道ワインが、世界に羽ばたき始めていることを実感できる一本である。

満足度 : ★★★☆☆

白ワイン 北海道ワイン 北島ヴィンヤード No7 ケルナー 2019年 750ml 税込3,300円 – ワインショップフジヰーwineshop-fujii.com

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