外観
澄んだ輝きのある、やや薄めのガーネット。
エッジには琥珀へのグラデーションが見られ、ヴィンテージを感じさせる。
粘性は強め。傾けるとはっきりとアーチが架かりラルムがみられる。
熟成した印象の外観。
香り
香りは華やかでしっかりと感じられる。
カシスやブラックベリーといった果実、スミレのような花の香りが前に出てくるが、
なめし皮やハーブの様なニュアンスも感じられる。
第一アロマが主体で、複雑。
味わい
アタックは軽やか。
酸は落ち着いており、角が取れた丸みのある豊かな果実の甘味。
だがしっかりとした骨格もあり、バランスがよい。
タンニンはさらさらとしており、アルコールのボリュームは控えめ。
余韻としてレーズンのような優しい甘味が長く続く。
総評
濃縮した成熟度の高いミディアムボディ。
供出温度は14~17度、グラスは中庸から、できれば大ぶりのものが良いだろう。
デカンタージュは不要。抜栓した直後からバランスの取れた味わいが楽しめる。
KALDIで、ラインアップ変更のため驚愕の70%OFFで購入。
通常、ただでさえ安くて美味いワインのラインナップが豊富な店の中にあって、元値の5,000円程度という金額は非常に手を出しづらいところである。
かく言う私も、70%OFFという狂気のセールに便乗できてようやく、当ワインを手に取ることができた口である。間違いなくお買い得だ。
普段飲んでいる価格帯のものは2~3年のヴィンテージが多いが、流石7年物ともなると色にも味わいにも派手さがなく、若いワインとはひと味違う、落ち着きのある大人な雰囲気を帯びている。
泣ける映画を観ながら飲めば感動に寄り添ってくれるような、優しい味わいを感じられる。正に、「嗜む」という言葉が非常にしっくりとくるだろう。
満足度(元値) : ★★★☆☆
満足度(割引後) : ★★★★★
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今後日本ワインも勉強していきたいと思います。是非ご覧ください。
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