AWSとか触ったことも無いけどCloud Practitionerに合格したのでレポしますよ~前編:試験内容~

備忘録
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2022年12月某日、AWS Cloud Practitioner(AWS CLF)に合格しました。✧✧◝(⁰▿⁰)◜✧✧イヤッフゥ!

AWS Certified Cloud Practitioner 認定 | AWS 認定 | AWS
AWS Certified Cloud Practitioner を取得することで、クラウドへの理解と基礎的な AWS の知識が認定されます。この認定の詳細と、試験の準備に役立つ AWS トレーニングと認定リソースをご紹介します。

クラウド化が進み、一般企業はもう自社サーバを持たないことが当たり前になりつつある昨今、我が社でもその波に抗えず、業務で使う事になりそうなので、予習のつもりで受験しました。
そう私は、AWSはおろかサービスプロバイダとしてクラウドを触った事もないし、その知識も無い状態から勉強を始めました。
なので、同じく初心者レベルから始めようかと思っている方の参考になるよう、実践した勉強方法や試験内容について、前後編に分けて共有していきたいと思います。

今回は「前編:試験内容」として、受験概要、出題傾向について記載します。

受験概要

・試験日    : 2022年12月某日(AWS CLF-C01)
・受験方法 : ピアソンVUEで会場受験
・受験時間 : 100分
・出題数    : 65問(→1問あたり、約1分30秒)
・合否結果 : 合格
・得点       : 891点 / 1000点
当日用意した物

身分証明書を2種類(運転免許証、マイナンバーカード)
のみです。ほぼ手ぶらで受験できました。

試験時間は100分ありますが、問題文が長いわけでも長考を必要とするようなものでもないので、だいぶ余裕があるでしょう。
私は、かなり慎重に・丁寧にを心掛けましたが、最終的に40分余りました。

シラバスの出題割合

出題範囲のシラバス(試験ガイド)はこちら

体感的にも概ね、記載の通りの出題比率だったと思います。

難易度

続いて、私が受験したときの試験の難易度について記載します。
極力客観的な指標に近づけるべくまとめたつもりではありますが、こちらもあくまで私の主観ですのでご注意ください。

難易度 概要 割合(体感)
★☆☆☆☆ 認定テキストの暗記で解けた問題(※ただしかなり細かいところを突くものを含む) 50%
★★☆☆☆ Essentialsを受講していれば解けた問題(※認定テキストとの重複箇所を除く) 15%
★★★☆☆ 市販の問題集や講座での対策を要した問題(基本レベル) 35%
★★★★☆ 市販の問題集や講座での対策を要した問題(難問レベル) 0%
★★★★★ 全く意味が分からなかった問題 0%

SNS等で前調べをしたところ、「簡単だけど、認定テキストはあてにならない」「UDEMYの対策講座を買っておけば受かる」という意見がとても多かったように思いますが、概ねその通りだったなと感じました。

まず、認定テキストだけでの合格はちょっと難しいと思います。というのも、単語の概要は分かるものの、具体的な動作や他のサービスとの関連性などが書かれていないため、問題を解くための記載としては全く不十分であるためです。これには「テキストで勉強するだけじゃなく、実機も動かして覚えていってね」というAmazon側の意図があるのかなと感じました。

一方、UDEMYの対策講座の内容は、試験問題ド真ん中、或いはそれよりやや難しいくらいの問題が多かった印象です(詳しくは後編で記述します)。よって、後者が完璧に理解できていれば、合格は全く簡単だと思います。

【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)
2023年9月19日より開始されたCLF-C02版に対応した模擬試験です。本番試験レベルと同じレベルの出題頻度の高い問題を中心に構成しており、この講座により多数の合格者を輩出しています!

出題形式

問題がどの様な形式で出題されたかについて、これまた私の記憶と主観で記載します。
※他の記載も同様ですが、特に「今回はこうだった」という意味合いの強いものですので、ご注意ください。

出題形式 割合(体感)
単一選択 85%
複数選択(「2つ選べ」) 15%
複数選択(3つ以上を選択) 0%

UDEMYの問題集では、2つ以上の多答問題が頻出していましたが、実際の試験ではあまり数は多くなかったです。また、3つ以上を選ばせる問題は1つもありませんでした。
こういった点からもやはり、UDEMYは問題を実際の試験よりも難しめに設定してくれていると思っていいでしょう。

また、「~でないものを選べ」というケアレスミスを誘発する問題も1つも出題されませんでした。
ゼロだったのはたまたまでしょうが、割合として少ないというのは間違いないのではないでしょうか。

捻った問題もほぼなく、テキストに例題として載っているような、基本的な問題ばかりでした。まぁ、初級試験なので、あまり落とすことも考えていないのでしょう。

出題内容

UDEMYの対策講座で見たことのある問題がほぼそのまま、というケースがかなりありました。(この講座、裏で公式と繋がっているのでは?と思ったほど笑)
その他の問題の出題レベルもほぼ同じでしたので、対策講座の問題を実際に解いてみればわかる、というのが一番確かなことです。

私の主観で何回も出題されたな、と思ったのは、下記のような問題でしょうか。

・クラウド化のメリットについて
・AWS Well-Architectedのどれにあたるか
・AWS責任共有モデルにおける分掌に関して
・ECSの料金オプションはどれを買うべきか
・AutoScalingに関して
・オンプレミスとAWSとの接続に関して
・Trusted Advisorでできること
・コスト計算サービスに関して
・AWS Organizationの「一括請求」に関して

各2~3問ずつくらい出題された気がします。
よく見る問題がそのまま出されているな、という印象でした。

 

逆に、せっかく覚えたけど全く出題されなかったことは下記のようなものです。

・AI系サービスについて

→UDEMYだと頻出でしたが、ダミー選択肢としても出てきませんでした。

・自動デプロイ系のサービス

→Beanstalk、CloudFormation、OpsWorksなど。ダミー選択肢としても出てきませんでした。

・ロードバランサーに関して

→意外にもELBに関する問題が全く出てきませんでした。

・Snowball Family関連

→こちらもUDEMYでは頻出でしたし重要なのかなと思っていましたが、選択肢にも挙がってきませんでした。

・各種DBサービスに関して

→RDS、DynamoDB、RedShift くらいしか出題されませんでした。唯一、Kinesisは出たと思います。

・パースペクティブ、移行戦略に関して

→Essentialsに章立てが追加されていたものですが、出題はありませんでした。

うーん、この辺の話って、本当にプラクティショナーの範囲なんですかね?ソリューションアーキの話が混ざってないか?と思いましたが??

受験直前にやったこと

詳細は後編で記述しますが、とにかくUDEMYの問題を覚えました。正答についてだけではなく、誤答選択肢についてもどういったものかをしっかり覚え込みました。
試験本番前にはそれらを見直していましたが、概ね正しい行動だったと言えると思います。後から思えば、「基本問題を間違わない」ように基礎を固める、というのが、直前の行動としては正解だったのかなと思います。

全体所感

受験についての率直な感想としては、「あ、こんなに勉強しなくてもいけたわ・・・」でした笑。
初級の試験に落ちたら恥ずかしいのでかなり勉強してしまいましたが、合格するだけだったら1週間あれば充分いけたと思います。それくらい問題が基礎的と言うか、普通に簡単でした

ただ、用語やサービス内容の独自性が強すぎると言うか、一般的な知識だけで解けるものでは全くないので、無勉や一夜漬けでいけるかと言われると、内容を知った今でも私は自信がないです。

前述しましたが、所謂「落とすための試験」ではないなと感じました。
ちゃんと勉強した人にとっては楽勝、全く勉強してない人には難しい、という難易度かなと思います。

終わりに

ということで、まずは主に受験当日の内容についてのレポートでした。

まずは入門編という感じの、かなりハードルの低い試験だったと思います。
とはいえ、私の様にAWSやその他クラウドについて全く事前知識のないところから勉強を始めた私にとっては、「これはいけるな」と思えるようになるまではそれなりに時間のかかる内容でした。
私なりの勉強法や、使用した問題集については、後編の方でご紹介したいと思います。

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いずれは次のステップであるアソシエイトにも挑戦しようと思っていますが、いやーまずは受かってよかったよかった。
祝杯をあげて、また明日から頑張ろうと思います。

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