外観
澄んだやや濃いめのガーネット。
エッジにはまだ紫が残り、粘性も大人しい。
若々しい外観である。
香り
香りはしっかりと感じられる。
ブルーベリーやカシス、バラや牡丹といったポップな香り。
抜栓直後はまだ開ききっていない、落ち着いた状態のように思われる。
1hほどすると、ブラックチェリー、赤ピーマンやキノコといった独特の香りも感じられるように。
味わい
アタックは穏やか。
アルコールよりも、爽やかな酸と果実の甘みが先に感じられ、飲みやすい。
タンニンは心地よく、スマートでバランスが取れている。
余韻としてヴェジタルな苦みが仄かに残り、
ポップだが決して弱いワインではないことを示している。
1hほど経ってからは、酸、甘み、タンニンが一体となり、輪郭がはっきりしてくる。
巨大なダークチェリーを飲んでいるかのよう。
総評
フレッシュ&フルーティーだが、舌に残るポテンシャルを感じさせる、
バランスのよいワインである。
供出温度は18度以上、グラスは大ぶりの物がよいだろう。
デカンタージュせずとも飲めるが、2年物の抜栓直後の状態では固い印象。
1hほどの時間をおくと大きく変貌し本来の味わいを発揮するため、
焦って飲み干さないように注意されたし。
モルドバは歴史的ワイン産地で知られるルーマニアの北東に位置する東欧の国。
緯度で言うとブルゴーニュ、イタリア北部と同程度。
とは言え、日本の一般的な酒屋ではまず見かけることがないだけに、クオリティの高さに驚いた。
今後もしモルドバのワインを見つけたら、積極的に試してみようと思う。
満足度 : ★★★☆☆
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