外観
やや燻んだ輝きの、濃いガーネット。
エッジにはまだ紫が残り若々しい。
粘性は強い。傾けるとはっきりとしたアーチとラルムが見られる。
香り
香りはしっかりと感じられる。
ブラックベリーやダークチェリーといった黒い果実。
甘草やクローブといったスパイシーなニュアンスも。
第二アロマ主体と思われる、どちらかといえば陰性の香り。
味わい
アタックは強い。
爽やかな酸、力強くも自然な果実の甘みが前面に感じられる。
タンニンは溶け込んでおり、アルコールはポップで飲みやすい。
果実が活きるようにバランスが取れており、スマート。
余韻はやや長め。舌の奥に、果実の甘みと仄かなヴェジタルさが残る。
総評
スマートでカジュアルなミディアムボディ。
供出温度は17度強、グラスは中~大のものがよいだろう。
デカンタージュは不要。開けたらすぐに楽しむ事ができる。
「イタリアのプリミティーヴォといえばこういう味」と言っていいほどに、王道的で期待を裏切らない味わいである。
シチリアなどのアパッシメント(陰干し)したものと方向性は近しいが、そこまで甘みが強調されるわけではなく、味わい・価格の両面からよりカジュアルで飲みやすい作品だと言える。
1000円台前半としては上々の出来、非常にコスパにすぐれた秀逸なデイリーワインである。
満足度 : ★★★☆☆
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