外観
澄んだ輝きの濃いガーネット。
エッジの紫はとれかかり、多少の経年を感じさせる。
粘性はやや強め。傾けるとアーチとラルムが見られる。
重厚さを感じさせる外観。
香り
香りはしっかりと感じられる。
ブラックベリーやダークチェリーといった黒い果実、
杉、甘草やクローブといった癖のあるニュアンスも。
第二アロマ主体と思われる、どちらかと言えば陰性の香り。
味わい
アタックは比較的マイルド。
爽やかな酸、凝縮感があり自然な果実味が前面に出ている。
タンニンは滑らかだがパワフル、アルコールには厚みがあるものの、
それぞれが溶け込むように調和しており、バランスがよいためか、非常に上品でマイルドに感じられる。
余韻はやや長め。穏やかなヴェジタルさが舌の奥に続く。
総評
重厚さとエレガンスのバランスがとれたフルボディ。
供出温度は18度前後、グラスは大きめのものがよいだろう。
デカンタージュを推奨、もしくはエアレーターを通すか抜栓して1~2時間ほど置いた方が、凝縮された果実のポテンシャルを鮮明に感じられるようになるだろう。
日本における超有名ワイナリーであるマンズワインが誇る「ソラリスシリーズ」のフラグシップワイン。
2017年には当時大統領だったトランプ氏の来日の際に、夕食会で当ワインのヴィンテージ違い(2013)が振る舞われたという。
自他共に認める、インターナショナルに通用するカベソーだと言って良いだろう。
このカベソーは、4年足らずで飲んでしまうにはあまりにも早かった。それくらい明確にポテンシャルを感じ取れる、しっかりとした品質と味わいである。パワフル、凝縮感が重視されがちなカベソーにおいて、こんなにも穏やかでマイルドな口当たりである事からも、それを感じ取れるだろう。決して何が不足しているから軽く感じるというわけではなく、非常にシルキー、非常にナチュラルであるが故に重く感じないのである。
安直なわかりやすさや流行廃りに乗るのではなく、品質・飲み心地の快適さを追求したクラシカルな一本だと思う。
ネックになるのは、その値段である。
分かりやすいものではない上級者向けであるが故に、しっかりと味わえるコンディションを心身共に整えて挑むべきであり、それはなかなかハードルが高いことであろう。単純にコスパを求めるなら、もっと適したワインは他に数多あるはずだ。
そこで、失敗したくない方はまず、ふるさと納税での入手をお薦めしたい。この制度を活用すれば、実質0~2000円で購入する事ができるので、お試しにはもってこいだ。
満足度 : ★★★☆☆
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