ANA社員出向のニュースを見て思うべきだったこと

ニュースコメント
スポンサーリンク

2020年10月27日
ANA 5100億円超の赤字見通し、家電量販店やスーパーに出向も
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4112235.html

コロナ禍の影響で航空機の利用が激減した結果、
雇用しきれなくなったCAさんを、一時的にグループ会社へ出向させる、というお話。

今も昔も、やはり航空会社の、更にはCAともなれば、
就職倍率激高の憧れの職業であるわけで、
このニュースを聞いたときは、唯々「気の毒だな・・・」と思わざるを得ませんでした。

しかし、本日(11月2日)にモーニングCROSSを見ていたところ、
健康社会学者・博士/気象予報士の河合薫さんが、下記のような主旨のことを仰っていました。

「業績が悪くなったのにクビにせず、他業界に出向させてくれるなんて、
日本の雇用形態ならではの、素晴らしい施策だ。

自分という人間は、自分の半径数m以内の環境によって作られる。
普通は他業界を見る機会などないから、自分は既存の業界の在り方に染まってしまう。
だから、これは新しい見識を得て、自分を成長させるための絶好のチャンスだ。

まずは出向先で、周りに認められるまで頑張って欲しい。
そうすれば業績が良くなる頃に、成長した自分で帰ってこれる。」

正直、素晴らしすぎる・ポジティブすぎる考え方に驚嘆しました。
自分も全く同じニュースを聞いていたのに、その発想は全くできなかった・・・

確かに私自身、会社に勤めて以来ずっと同じ業界に携わっており、
時折、自分のスキルは本当に磨かれているのか?
実は業界ごと圧倒的に取り残されていて、他の場所へ行ったら既に時代遅れなのでは?
と不安に駆られることがあります。
とは言え見聞を広める機会もなかなかなく、
数年単位での人材交流の場があればいいのになと、ずっと思っていました。

考えてみれば、これは、正にその機会。
勿論、確かに戻ってこられることを前提にした話にはなりますが、
CAからの都落ちなどではなく、他業種への留学のようなものだと言えます。
そう考えると羨ましくすら思えてきます。

物事に一定の価値などなく、価値を見い出すのはあくまで自分自身、ということでしょうか。
成功する人は、このニュースをそんな見方が出来るんだな、
自分の視界はまだまだ狭いんだな、と痛感させられました。

これからも勉強していきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました