レビュー:Kindle Paper Whiteを買ってみて

物品レビュー
スポンサーリンク

先日の記事で少し触れたのですが、Kindle paper whiteを買いまして、
タクトのレベル上げが捗る傍ら、読書などしています。

購入に踏み切るまでには、買うべきか否かを相当迷いました。
本が読みたいというだけなら、スマホがあれば、kindleアプリで事足りるわけで、
読書専用端末に1万円ものお金をかけることが、果たして意味のある投資なのかと。

結果的には、買って良かったかなと思っています。
今回は、使用してみた感想を整理してみます。

専用端末としての良い点

○目に優しい
ライトが目に向かってこない構造になっているため、目が疲れない。
紙にインクで印刷した文字を見事に再現しており、違和感がない。
紙の本を読んでいるような感覚で読み進められる。

○電源のON/OFFが簡単
ボタンを1度押すだけでOK。
専用カバーをつければ、閉じるだけでOFF/開けば自動でON。
栞も不要で、閉じて開けばすぐ再開可能。
これはアプリ版(ブルーライトカットしたとしても)よりも特に優れるポイント。

○一頁あたりの表示可能文字数が多い
スマホアプリだとどうしても画面が小さく、
一頁あたりの文字が少なくなりがちで読みづらいが、
専用機の画面は可読性が落ちない程度の大きさになっている。
比べてみると意外と可読性に大きな差が出た。

○電池の持ちがよい
毎日2時間使っても1週間以上耐えられる。
スリープさせていると電池がほぼ減らない。

○本を読む以外のことができない
LINEがきたり、ついゲームしたくなったりといった誘惑を断ち切り、
読書だけに没頭できる。
「集中力を買える」ところが専用端末の最大のメリットだった。

○Unlimitedが3ヶ月無料になる
普段読まない本を読めるのはいい機会。タダなので試してみる価値は充分ある。
ただ、本当に読みたい名著や新刊は対象外なので隔靴掻痒。

専用端末としての悪い点

×白黒しか表示できない
普通のビジネス本などを読む分には特に気にならないことの方が多いが、
フルカラーの本やコミックスのカラー頁などを開くと残念な感じに。
表やグラフを色で表現している本も意外と多く、度々読みづらく感じた。

×動作が遅い
この端末の最大の不満点。
あまりにも性能が低い。00年頃のパソコンを操作しているかのようなモサさ。
スクロールするためにフリックしているのに、
タップと認識されて見たくもない画面を開いてしまうことが多々ある。
右フリックで前頁に戻ろうとしているのに、タップ扱いで次に進んでしまったりも。
上位モデルのOASISなどだったらマシになるのだろうか。
性能を重視するタイプの人は要注意すべき点。

×頁の表示が遅い
本の内容を文字情報として持っている場合と、イメージとして持っている場合がある。
前者は小説などがそれにあたり、こちらについては不満に思うほどではないが、
後者にあたるコミックスの表示はだいぶモサい。
イメージとしては、頁を進めると、一度画面がブラックアウトし、
0.5秒くらいしたら絵が表示される、という感じ。
読むのに支障がでる程ではないが、どうもチープな感じ。

×頁をパラパラできない
一応、早送りや指定の頁から開く機能はあるのだが、使い勝手が非常に悪く、
前述の表示の遅さもあり、内容見ながらパラパラとページをめくって探すことはほぼ不可能。
勉強用のテキストなど、何度も戻って見返すタイプの本には全く向かない。
動作が速い分、スマホ版の方が遥かにマシ。

×開いたときにしばしばフリーズする
前述のスペックの低さからか、本を開くタイミングでよくフリーズする。
再起動にも時間がかかり、その度に苛々。

×カバーが別売り
専用カバーによる自動電源ON/OFFが便利すぎて、
逆に標準機能として用意しておいて欲しいという気持ちになった。笑

×アカウントを切り替えられない
別のKindleアカウントに切り替えるには、一度アカウントを解除してからの再登録が必要。
一人で使うなら問題ないが、家族と共有するつもりなら注意。

×本の切り替えがもっと簡単にできたら良いのに
せっかくの専用端末なのに、1冊しか本を開けないのはちょっと残念。
2~3冊開きっぱなしにしてボタン1つで切り替えられたら便利なのになと思う。

その他、スマホアプリにも言える感想

○軽い、持ちやすい
ハードカバーの本は仰向けに寝て読むのに不便だったりするが、
どんな本でも楽に持てるサイズに収まるのは大変便利。
ただ、流石にスマホには及ばない。

○大量の本を収納できる
本棚などの格納スペースが不要になる点は大メリット。
出先に何冊も持って行けるのもなかなか嬉しい。
容量によって価格が違うが、8GB版でもコミックス70冊分いけるらしい。

○検索ができる、マーカーが引ける
文字検索できるのは電子ならでは。
ただ、ライブラリ横断の検索ができないのは大変残念。なので実際にはさほど活用の場はないかも。

○全体または章ごとの、残りページ数、想定所要時間がわかる
あと何分でキリの良いところまでいけるな、という指標になるので、
集中力を維持するのにいいギミックだと思う。

○関連著書が表示される
同シリーズや著者の過去の作品が出てくるので、面白かった本の次を探し易い。

×ライブラリの操作性がいまいち
本が溜まってくると当然、欲しい本が雑然と並べられてしまうので、
表示を整理する必要があるのだが、それがいちいちフォルダを作るなどなかなか面倒。

×無料本を消したい時の操作が非常に不便
タダに釣られてダウンロードしたものの全く面白くなかった本を消そうとすると、
データは消えるが、ライブラリに表示され続けるという謎仕様になっている。
どうにもバグにしか見えない。
削除するにはamazonのウェブサイトにログインし、
「コンテンツと端末の管理」という画面から操作する必要がある。

専用端末を使うようになって変わったこと

スマホがふさがってても時間を無駄にしなくて済む、出かけ先に本を持って行きやすいなど、
細かに思うことは多々あるのですが、何が一番大きいかといえば下記につきます。

☆本を捨てなくてよくなった

☆本を気軽に買えるようになった

人生、大人になるほど勉強しなくなる人が多いです。
だからこそ、勉強することの効果は非常に大きく、
もっと本を読んで色々な事を知らなくてはと思うのですが、
家に物が増えるのが嫌という趣向もあり、
せっかくの自己投資に足踏みし、我ながら勿体ないなと思う面がありました。

また、置き場所がなくなる度に、読み終わった本を売ったり捨てたりすることに、
少なからず罪悪感も感じていました。

かといってスマホは画面も小さくて読みづらく、あまり読書が捗らなかったのですが、
そういった幾つもの心理的バリケードを取り除くいてくれたのは、
読書専用端末ならではだったと思います。

清濁合わせ見ましたが、結論、買って良かったと思っています。
性能には不満はありますが。思い切って上位モデルに手を出しても良かったかもしれません。
これからも大いに活用していきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました