外観
透明な輝きのある、無職に近い淡さのレモンイエロー。
粘性は弱め。傾けてもアーチはできずに滴る。
フレッシュで若々しい外観。
香り
香りはしっかりと感じられる。
レモンやグレープフルーツといった果実、すいかずらのような白い花。
仄かに、ハチミツの様なニュアンスも。
第一アロマが主体。よく開いた状態、陽性の香り。
味わい
アタックは軽やか。
爽やかな酸と、穏やかに口に広がる果実の甘みが心地よい。
アルコールはあまり前に出てこず、軽口。
コクのある苦みも甘さの裏に感じられ、しっかりとした飲み応えがある。
余韻はやや短め。奥歯の方に甘酸っぱさが染みる。
総評
フレッシュ&フルーティなミディアムボディ。
だがシンプルなだけではない、しっかりとした凝縮感と飲み応えも持ち合わせている。
供出温度は11度前後、グラスは小~中ぶりのものでよいだろう。
デカンタージュは不要。抜栓してすぐに楽しむ事ができる。
同醸造所の「乙部醸造(赤)」と方向性が同じであると言える(当然ではあるが)。
小ぶりで可愛らしく甘い口当たりだが、しっかりとした果実の味わいを核に持っている。実に日本的で、北国らしいワインである。
アペリティフとしても甘すぎず、デザートワインとしてもあっさりしすぎない、非常に使い勝手がよいため、幅広い場面で親しまれるだろう。
昨今の日本の白ワインは本当に進化がめざましいが、このワインも1000円台後半とは思えない素晴らしいパフォーマンスだ。正直、想像の遥か上を越えてきた感がある。
日々の生活に花を添える、最高のデイリーワインではないだろうか。
満足度 : ★★★★☆
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